広域化の経緯
国は、平成9年に全国の都道府県に対し、ダイオキシンなどの有害物質の発生を抑制するため、市町村のごみ焼却施設の集約化を進めるよう通知し、岩手県は平成11年に策定した「岩手県ごみ処理広域化計画」の中で、県内を6ブロックに分け、ブロックごとに施設を集約することとしました。
「県央ブロック」に位置付けられた盛岡市、八幡平市、滝沢市、雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町及び矢巾町の8市町は、関係する一部事務組合とともに平成23年に「県央ブロックごみ・し尿処理広域化推進協議会」を設立し、平成27年には「県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想」を策定しました。
協議会は平成29年に「ごみ処理施設整備候補地」として4か所を公表、令和3年に『盛岡インターチェンジ付近』を整備予定地として選定し、8市町は、ごみ処理広域化に関する事務を共同処理するため、令和5年2月1日に「盛岡広域環境組合」を設置しました。
主な経過
平成9年5月 | 厚生省環整備課長通知「ごみ処理の広域化について」 |
---|---|
平成11年3月 | 「岩手県ごみ処理広域化計画」策定 |
平成12年11月 | 「盛岡ブロックごみ処理広域化準備協議会」設立 (会長 盛岡地方振興局保健福祉部長) |
平成22年3月 | 「県央ブロックごみ処理広域化のための基礎調査」報告書 |
平成23年1月 | 「県央ブロックごみ・し尿処理広域化推進協議会」設立(会長 盛岡市長) |
平成24年12月 | 「県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想骨子」策定 |
平成26年2月 | 「県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想」の中間報告 |
平成27年1月 | 「県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想」策定 |
平成27年8月 | 「県央ブロックごみ処理施設整備候補地検討委員会」設置 |
平成29年3月 | 「県央ブロックごみ処理施設整備広報地検討委員会報告書」が提出される。 |
平成29年5月 | 「ごみ処理施設整備候補地」4か所を公表 |
平成30年3月 | 「岩手県ごみ処理広域化指針」策定 |
平成30年8月 | 『盛岡インターチェンジ付近』及び『都南工業団地付近』の2か所を「地域住民や関係者との協議を優先的に継続実施する候補地」として選定 |
平成31年3月 | 『盛岡インターチェンジ付近』を「最も有力な整備候補地」として選定 |
令和3年3月 | 『盛岡インターチェンジ付近』を「整備予定地」として選定 |
令和5年2月 | 『盛岡広域環境組合』設置 |